国民栄誉受賞者にスポーツ選手が多数!選出基準のあいまいさの裏の事情とは?





国民栄誉賞不要論があるのは事実です。そもそも基準が不明確。


国民栄誉賞はスポーツ選手が多いのは、基準が不明確と言われぬ
ための方策です。スポーツ選手は数字で優劣がつくので他の世界
に比べて極めて明確な部分があります。


それでも国民栄誉賞の不透明さは消えません。その背景にある
ものは何でしょうか?


国民栄誉賞は一級品の活躍の証


国民栄誉賞今回は将棋と囲碁から選出


国民栄誉賞の歴代受賞者の約半数がスポーツ選手ですが、今回は
スポーツ部門以外の二人に国民栄誉賞を授与するようです。





政府は、将棋の羽生善治竜王(47)と囲碁の井山裕太7冠(28)
に国民栄誉賞を授与する方向で検討に入ったと発表しました。


国民栄誉賞は首相の意見が色濃く反映





基本的に国民栄誉賞は、首相の発案でその後内閣府で検討の上、
正式発表という流れになります。「広く国民に敬愛され、社会に明る
い希望を与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を
讃えること」と規定されていますが、明確な基準が特に無く、時の
内閣の気分によって左右される側面があります。







内閣が人気回復のために突然思い出したかのように言い出すため
に別名で「内閣救済賞」とか言われるほどです。国民栄誉賞は権威や
威厳に欠けていると一方で思われていますが、受賞した方々のその道
での実績は一級品であり、並外れた活躍なしには受賞の対象にならな
いのも事実です。


国民栄誉賞辞退の背景


国民栄誉賞辞退は3人





そんな国民栄誉賞なんですが、栄えある最初の受賞者は王貞治さん
です。1977年の受賞なので、長い歴史があるわけではありませんが、
以後王さんも含めて24人が受賞しています。そんな中で受賞を辞退した
人もいます。


 



国民栄誉賞を辞退したのはプロ野球の福本豊氏とイチローと、作曲家
の古関裕而氏(遺族が辞退)の3人です。中でも福本氏の「そんなんもろ
たら立ちションでけへん」はユニークでインパクトのある名文句として
伝説化しています。


国民栄誉賞を辞退した福本氏の理由





福本氏は (昭和58年)6月に当時の世界記録となる通算939盗塁を達成
し中曽根康弘首相から授与を打診されたが、辞退しています。福本氏にと
って、名誉なんてどうでもよく、それよりも毎日気楽でのんびり過ごした
かったのでしょう。実際、「呑み屋に行けなくなる」と語っています。


また、野球人として尊敬している「王さんのような野球人になれる自信
がなかった」と語っており、自分は王さんのような人格者ではなく、野球
に対しての取り組み方も人に尊敬されるものではないと言う思いだったの
だろうと思います。


「記録だけでなく広く国民に愛される人物でないといけない」との解釈
から自分はその器ではないと悟っていたのだと思います。そういう意味では、
福本氏は国民栄誉賞の重みと責任を十分感じ取っていたと思われます。


国民栄誉賞を辞退したイチローの理由





野球選手でもう一人辞退者がいます。2001年小泉首相が、当時シア
トル・マリナーズのイチロー外野手がメジャーリーグで首位打者、盗塁王の
タイトルを獲得する活躍をしたことから、国民栄誉賞を贈る方向で検討を行
いましたが、イチロー選手はこれを辞退しています。



さらに2004年イチロー選手が大リーグ最多安打記録更新で再度授与が
検討されましたが、再び固辞しています。イチロー選手ならではのこだわりが
あり、物事を深く思い詰めるところは、野球に対してだけではないようです。


作曲家の古関裕而氏は、国民栄誉賞授与の話しがあった時は、この世の人
ではありませんでした。理由は分かりませんが、遺族が辞退しています。


国民栄誉賞候補から受賞への道のり


国民栄誉賞の候補はスポーツ選手が多数

1977年に王さんが国民栄誉賞を受賞してから2017年12月までに国民栄誉賞
を受賞した人は24人になりますが、他にも受賞してもおかしくない人が幾人も
います。国民栄誉賞に対しての基準があいまいなため、時の総理大臣の好みが
反映される結果になるのです。





例えば女子柔道の谷亮子も受賞する資格は十分あるとの声もあり、5つの
オリンピックで金2つ、銀2つ、銅1つのメダルを獲得しているので実績は十分です。
たた、その後政治家へ転身したことや、彼女の身内のごたごた、彼女の不倫疑惑
などで立ち消えになったのかもしれません。







その他、水泳で4つの金メダルを取った北島康介や、日本人選手に大リーグ
への道を開き活躍した野茂秀雄、日本野球で最多安打記録を持つ張本勲、体操の
内村航平や、五輪柔道3連覇の野村忠弘、スポーツ選手ではありませんが、
タレントで映画監督の北野武などです。



国民栄誉賞に届かない浅田真央の理由


現役引退をしたフィギュアスケートの浅田真央選手にも、国民栄誉賞を与える
べきと言う話しも上がっていました。長らく日本フィギュアの中心として活躍した
彼女に対し称賛と労いの声が後を絶たないのは、事実ですが、オリンピックで
金メダルを獲得していないことが、国民栄誉賞受賞には大きなマイナスでした。





ただ国民栄誉賞の表彰規定である「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を
与えることに顕著な業績があったものについて、その栄誉を讃えること」に、
浅田真央が該当しているのは間違いではないが、バンクーバー五輪で韓国の
キム・ヨナと対決し銀メダル、止まりだったがネックのようです。国民栄誉賞受賞
には二位じゃだめだと言うことです。


まとめ





国民栄誉賞を選んでいるのは、そのときの内閣総理大臣です。国民栄誉賞は
芸能、文化、スポーツ、その他など、いろいろなジャンルから選ばれているが、
その道のプロが選考しているわけではないのです。


時の総理大臣の好みが色濃く反映されるので、常に言われているのが判断基準
が曖昧であると言うことです。しかしながら、国民栄誉賞を受賞される人は、その
道の頂点を極めた人であることには変わりありません。


国民栄誉賞受賞者の約半数はスポーツ選手です。スポーツは、はっきりと成績
でその実績を評価出来ますが、それでも受賞するしないのあいまいさはつきまとい
ます。そのあたりが国民栄誉賞辞退者を生む要因であるように思います。





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