この世界の片隅にあらすじの疑問はリンの扱い原作と映画が違うこと





「この世界の片隅に」の原作とアニメ映画での相違点は?

 

それは遊郭のりんさんの扱いです。

 

原作はりんさんの登場場面は多いけど、アニメ映画は割愛しています。

何故、アニメ映画はリンさんの登場を削っているのか?

 

私見ですが以下にまとめましたのでご一読お願いします。

 

この世界の片隅にあらすじリンの役割

 

「この世界の片隅に」アニメ映画でリンさんを割愛

 

「この世界の片隅で」のアニメ 映画と原作で登場人物の描き方存在感に違いが見られます。

登場人物で一番大きい違いは遊郭のリンさんではないでしょうか?

原作では、リンさんの存在感の大きさはアニメ映画の比ではありません。

 

アニメ映画では、リンさんの登場場面は、大幅に削られています。

原作は、密度が濃く物語の進行も早いので、映画にした場合どうしても工夫が必要になります。

 

2時間の枠の中で映画に原作の大部分を組み込むのは無理があります。

そこで、リンさんのエピソードが大幅に削られてしまったのでしょう。

 

「この世界の片隅に」アニメ映画でリンさんの優先順位は低い

 

「この世界の片隅に」は伝えたいことが沢山あり、なぞかけ気味の表現を多用しています。

ストレートに心の中に入ってくると言うより、じわりじわり心に沁みてくるのです。

 

それだけに少々回りくどくなってしまい、手間暇かけているので時間を費やしてしまいます。

 

映画は、限られた時間の中で「この世界の片隅に」を表現するため、りんさんを削ったのです。

いったい、リンさんのエピソードを削ったのにはどんな思いがあったのでしょうか?

物語の全体の流れの中では、リンさんのエピソードの順位は低いと判断したと考えられます。

 

「この世界の片隅に」リンと周作の関係

 

アニメ映画では、リンさんは大幅に削られてしまいますが、ドラマでは多く登場します。

 

ドラマとは、北川景子主演の2011年夏に日本テレビで放映された2時間ドラマのことです。

このドラマは、原作やアニメ映画よりすっと頭に入ってくる作りになっています。

 

万人請けできるように難しさを省いて製作していますが、それだけに重みに欠けるのは仕方ないでしょう。

 

リンさんという遊郭の女性を登場させることによって興味を引きたかった部分もあったと思います。

ところで、アニメ映画では省略されてしまっていたリンさんですが、ある愛の物語があったのです。

原作では、遊郭でリンさんと後にすずの夫になる周作のことに触れています。

 

周作はリンと出会い熱を上げていた時期があったことが示唆されています。

 

遊郭の女に情がうつり、そこから連れ出して妻に迎えるというのはたまにあるパターンです。

しかし、さすがに家族の反対に遭っしまい、周作はリンさんのことをあきらめざるをえなくなります。

 

「この世界の片隅に」りンは周作を手玉に?

 

周作は、リンさんを諦める代わりに、幼少時に街で出会った女性のことを言い出します。

 

「浦野すず」という女性なら結婚してもいいとあてつけがましい意思表示をするのです。

家族にとっては遊郭の女性と縁を切ってくれるなら半ば無理気味の要求でも真剣です。

 

真に受けた家族が、四方八方手をつくし、すずを広島で見つけてきて強引に祝言まで持ってくるのです。

 

ところで、果たしてりンさんと周作は相思相愛の仲だったのでしょうか?

 

男性を自分に夢中にさせて自分のところに通わせてお金を落として貰うのがリンさんの役割です。

だからリンさんは、一人の男にこだわる状況ではなく複数の男がなじみになっていたと思います。

 

リンさんにとって周作のようなウブな男性を手玉に取ることなんて朝飯前のことです。

そんなリンさんにとって周作以外に本気で言い寄られることが全く無いなんて信じられません。

男性との出会いがりんさんにとって生きる手段なので、ひとつの恋愛に執着していたとは思えません。

 

「この世界の片隅に」りンの微妙な心

 

その一方周作からのアプローチに戸惑いながらも周作に惹かれる思いもあったのかもしれません。

 

りんさんだって好んで遊郭で働いているわけではありません。

生きる手段として仕方なく遊郭に身を置いています。

 

りんさんは、ごく普通の一般的な生活を欲していたふしがあります。

 

 

一時は、周作の熱意に遊郭を飛び出して周作の元で暮らす夢を描いていたのかもしれません。

 

「この世界の片隅に」あらすじリンと周作とすずの三角関係

 

「この世界の片隅に」すずはリンと周作の関係に気づく

 

原作において、すずは迷子になったときに助けてくれたリンさんと親しくなります。

しかし、すずはリンさんと周作の過去の関係にやがて気づいてしまい思い悩みます。

 

「周作さん、うちはリンさんに何もかなわん気がするよ」と周作に思いをぶつけます。

私はリンさんの代用品なのか?周作の心の中が分からないとひとり悩みます。

 

周作は、リンさんのことを好きだったことは間違いないはずです。

一方、りんさんは周作のことを本気で愛していたのか?

 

すずは相思相愛という理解で捉えているけど、りんさんの心の中までは読み切れていません。

 

「この世界の片隅に」リンの優先順位は低い

 

周作がリンさんを北條家に連れてきたのか?親戚の人たちに、リンさんのこと話だけしたのか?

そのあたりは描かれていないので、りんさんとのこと反対された経緯は分かりません。

 

他にもリンさんのことは原作に出てくるのですが、アニメ映画ではほとんど割愛されています。

アニメ映画でリンさんが割愛されたのは何故か?

 

周作を巡ってのりんさんとすずの三角関係は描きやすいし、面白いネタになるはずです。

だけどリンさんをアニメ映画に一部しか登場させなかったのは、時間の都合がひとつ。

 

そして最大の理由は、他に描きたいことが沢山あって、リンさんは優先順位が低かった。

 

「この世界の片隅に」リンはテーマの本筋ではない

 

「この世界の片隅に」淡々と流れるストーリーの中に工夫を凝らした演出が沢山あります。

 

それはストレートな表現ではないので分かりにくい側面があります。

アニメ映画の中にいくつもの仕掛けがあるので、これ以上増やせない事情があったと思います。

 

北川景子さん主演の実写ドラマでは、リンさんを多く登場させていました。

 

ドラマを面白くさせる為です。

 

リンさんの扱いがアニメ映画で小さかったのは、面白さを追及することが狙いではないからです。

「この世界の片隅に」のテーマの本筋ではないからにほかなりません。

 

まとめ

 

「この世界の片隅に」の原作とアニメ映画での相違点は遊郭のリンさんの扱いです。

「この世界の片隅に」アニメ映画では、リンさんの登場場面は、大幅に削られています。

 

「この世界の片隅に」アニメ映画ではリンの優先順位は低い。

 

「この世界の片隅に」アニメ映画でリンさんはテーマの本筋から外れています。

 

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